あったか丸 サロン (2023年8月)

2回目の「あったか丸サロン」が8月22日(火)に西荻窪にある三つ枝商店のイベントスペース「ゆっくりどう」にて開催されました。


「ゆっくりどう」の床は低温乾燥で仕上げた無塗装の無垢のスギが使われています。鎮静効果のあるスギのおかげで、その場にいるだけで自然と緊張がほぐれ、肩の力も抜けて心も身体もリラックスできるスペースです。スギはまた、テルミー線を構成する植物の1つであることもあって、スギ床の空間との親和性があるように感じました。

今回の勉強会には他支部の方が2名ご参加下さり、南先生を含め9名で行いました。

前回の掛け合いのスタイルから変えて、自働テルミーが中心の回となりましたが、「局所テルミーの得意な箇所を増やしていこう!」というテーマに基づき、先生の新作BOOKである「HEAD2」を参考資料にしながら、今回は顔(目や耳など)にかけるときのポイントやコツ、注意点などをたくさん教わりました。

先生の実技では、療術では禁忌の耳内の挿入法やふきつけ(冷温器から直接)を家庭のテルミーとしてできるように、家庭のテルミーとして伝えられるようにとひとりひとり体験させていただきました。

施術ベッドに横になり、先生に耳まわりの摩擦・点擦、冷温器1丁での耳の壁などへの摩擦、耳穴へのふきつけをしていただいたときは、耳はもちろんのことふきつけをした右側の身体半分が全体的にほわ~っとなって、しばらく気持ちよさの余韻が残りました。体験したみなさんも同じような感想を話しており、目もパッチリして顔色も明るくなり、熱が入ってとても心地よかったです。

耳穴へのふきつけは、

・冷温器1丁で

・外管が熱くないかを確認して、灰をしっかり落としてから蛍火で

・そこまで整ったらすばやく耳穴に差し込んで

・内管頭から細く長い息をふきつける

がポイントです。

療術テルミーでは禁忌の耳のふきつけも耳の炎症などのトラブルに有効であるお話を先生からお聞きし、家庭でのテルミーとして広めていかれたらいいなと大変勉強になりました。

テルミー概論を少しずつ学ぶ〝ちょこっと概論〟では概論8P-10Pの「健康とテルミー療法」を学びました。人間の発育、成長には環境からの様々な刺激が必要なことから、金逸博士が環境からの温度的、光学的、化学的、器械的刺激を包括したイトオテルミー療法を創造されたことや、テルミーを「かける」という言葉の持つ意味や効果などを取り上げ、南先生がテルミーをかける際は〝金逸博士と南先生と施術を受けに来られた方との間に橋を架けて心の入った熱を届けること〟をイメージされてかけているというお話を聞き、自分自身がテルミーをかける時も心がけようと思いました。

同じ支部の方々とも他支部の方とも定期的に交流を持てることは、皆さんが普段どのような場所でどのように活動をされているのかを知ることができる貴重な機会で、テルミーの学びを深めることと合わせて改めてありがたいものだと感じました。

八(わかつ)療術所・高野紀子

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