あったか丸 勉強会(2023年10月)

第3回あったか丸勉強会は10月7日(土)やっと訪れた秋の風の中、福徳会館で行われました。
参加者は8名でみっちりとご指導いただけました。

今回のテーマは「お腹」です。
「お腹テルミー」のブックレットをいただいての座学のポイントをおおまかに3つあげたいと思います。

1.腹診
触ってみる(硬さや冷たさの有無)
見てみる(色)
手で聞いてみる(拍動その他)

2.急性時と慢性の掛け方の違い
(急性の時)は病院へ行くのはもちろん、テルミーも早期に掛ける。1日何回やっても良い。ただし休憩を入れながら。
(慢性の場合)は毎日、定期的に、日々行うと良い。

3.下痢の時のテルミー
弱い力で。空間法でも良いし、仙骨にある八髎穴(はちりょうけつ)から、後ろから熱を入れてもよい。

などなど。お腹はとにかく体内最大の免疫器官ということです。
時間がない時の自動テルミーどこをやる?と言ったら、迷わずお腹!なのだそうです。
台所の換気扇の下でお腹だけかける先生のお話も聞きました。それだけ大事なお腹テルミーということです。
あったか丸支部では歯磨きをするように自動テルミーと言われてますから、これからは歯磨きをするようにお腹テルミーを心がけたいです。

座学のあとは~腹診〜のお勉強。
「練習だから思い切って」となっちゃん先生に背を押されて、ググっと深めに触診をしてみると、”拍動”(お腹の中では血管は誰もが脈打っているもの。
それが表面部分が硬くなっている人の場合にはその硬い部分に脈拍のドクンドクンが反響して手にも伝わってくる)だったり、人によっては生き物がいるようなギュルギュル音も聞こえたりしました。
それ以上は指が入っていかない行き止まりとなる硬い部分。なっちゃん先生が「ここ硬い」と仰ると、どれどれ?と入れ替わり触らせてもらいに行きその感触を確かめました。

3名の方の腹診の様子を見せていただいてから、そのままなっちゃん先生によるお腹テルミーの実技へ。

●「お腹を時計回りにかける時、引く時の力が8と言うけど、ただ通り過ぎるのではなく、押すときも実は熱を入れるイメージで」

●そして臍部のすぐ周りに冷温器を立てて、小さい柱火で優しく掛けながら、「心のテルミーでやったけど、緊張をほぐしてくれる」お腹は免疫にも心にも関わる大事な場所なんですね。

●そして、お腹の硬い部分をほぐすために冷温器を立ててかける時に大切なのは手を添えること。
「周りの皮膚が触れてアチチになることもあるから、手でここに行きますよーという感じで誘導してあげる」手を添えないと皮膚が引き連れたりもするからだそうです。

●布を当てての点擦も見せていただきました。
布は見ているだけでも癒やされるなっちゃん先生らしい素敵なハンカチでした。

腹診&実技見本の後は、食堂でのランチタイム。貸し切り状態でとてものどかでした。
ローソンの店内で作るサンドイッチが美味しいという話で盛り上がり、また食券機が隅の方にあってカレーや定食などのメニューがあったことをベテランさんから教えていたいただきました(私は今年からの新米療術師)。定食は人気なので朝来たら食券を買わなければいけなかったとか、福徳会館でのテルミー療術(大森先生もそこでされていたのだそう!)を受けるための券も食券機で買うシステムだったというお話もとても興味深かったです。
コロナ禍以降、食堂は閉鎖されたままなので一度は味わってみたかったです。

午後からは掛け合い。予めカードを引いてペアは決めてありました。
「練習だから思い切って」とのお言葉に再度背を押されて、アドバイス通りに足を踏ん張って体重を乗せて点擦をしてみたら「そのほうが皮膚がひきつれない」と被施術者の方からも感想をいただけて、皮膚のひきつれと力の入れ方との関連性に驚きました。

個人的にいただいたアドバイスは「お腹の時計回りのときにただただ単調になっているので、下側をゆっくりと全体にリズミカルに、飽きないように」というものでした。勉強会に参加して良かったと思いました。

資格試験終了後まだ日も浅く基本実技通りにやるのみでしたが、勉強会を通して療術テルミーには順番は無く、火付けのあとの大きい火をどこに持っていきたいかがポイントなのだと新しく気付かされたこともありました。

他支部からあったか丸に合流された方もご一緒で、楽しく実り多き勉強会でした

石橋音

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